令和3年度 埼玉誕生150周年記念企画展「旅する文学 — 紀行文学で巡る埼玉 — 」
※このイベントは終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。
開催期間
令和3年10月2日(土)~11月28日(日) ※ 休館日:毎週月曜日、10月26日(火)
観覧料
一般 210円 大学生・高校生 100円
中学生以下、障害者手帳をお持ちの方(介助者1名を含む)は無料
開催概要
今年は、明治4(1871)年11月14日に埼玉県が誕生してから150周年を迎えます。このことを記念し、近代紀行文学を通して埼玉県内の名所・旧跡及び風情を紹介する企画展を開催します。
幸田露伴、田山花袋、与謝野晶子、若山牧水、高濱虚子らの紀行文や短歌・俳句を通し、近代作家や歌人・俳人の目にとまった明治・大正・昭和初期における埼玉の魅力を紹介します。
紀行文学作品を中心にしながら、当時の観光パンフレットや絵はがき・錦絵などビジュアル資料も併せて公開しますので、展示室や当館図書室で旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか。
展示構成
□ はじめに 旅行機運の高まりと紀行文学
鉄道の整備に伴い人々の行動範囲が広がりました。これにあわせて、旅行案内書が出版
されるとともに、文学者が名所・旧跡を訪れた際の現地の風情や感想を報告した紀行文学
が編まれるようになります。ここでは、紀行文学の位置づけ、案内書と一味違う紀行文学
の記載内容を紹介します。
□ 1 紀行文学で巡る名所・旧跡
近代作家の幸田露伴、田山花袋、大町桂月によって紹介された県内の行楽地を紹介しま
す。
□ 2 近代歌人の吟行
吟行とは、詩歌・俳句をつくるために、景色のよい所や名所・旧跡などに出かけていく
ことです。今回は、与謝野晶子と若山牧水をとりあげ、短歌のみならず近代歌人による紀
行文も紹介します。
□ 3 近代俳人が詠った風情
埼玉を訪れた俳人が詠んだ俳句や紀行文を通して、埼玉の風情を紹介します。
□ むすびにかえて 近代文学者が訪れた埼玉
近代紀行文学によって紹介された埼玉を地域ごとに一覧表にして提示します。
関連事業
関連講演会「近代の紀行文学で味わう埼玉の風物」
日時:10月23日(土)・11月13日(土) ※ 同一内容を2回実施
午後2時~3時30分(午後1時30分開場)
場所:さいたま文学館1階 文学ホール
内容:加藤光男(今回の企画展担当学芸員)による開催意義、見どころ解説
松本絵美(当館司書)による作品朗読
定員:100名
費用:参加費無料
申込:さいたま文学館(☎048-789-1515)へ電話にて(先着順)
※ 新型コロナウイルスの感染状況により、変更または中止になる場合があります。