【収蔵品展】「虚子・かな女・癖三酔」
書と画で楽しむ俳句
こちらの収蔵展は、終了いたしました。
たくさんのご来館ありがとうございました。
企画展示室にて、平成29年1月21日(土)~3月5日(日)まで開催。
[内容]
短詩系文学の一つである俳句は、短い言葉で作品が完結するため、書として揮毫されたり、画としてそのイメージが表現されたりすることがよくあります。
こうした書画には、文学・美術双方の味わいがあり、独特な魅力が感じられます。
本展では、さいたま文学館の収蔵資料の中から、『ホトトギス』を主宰して多くの俳人に影響を与えた高濱虚子、虚子に師事して女流俳人の魁となった長谷川かな女、壮年期の虚子と共に俳句の鍛錬に励み、俳画を得意とした岡本癖三酔による書画の優品を選りすぐって展示いたします。
個性豊かな三人の俳人の作品を、俳句としてはもちろん、書画として視覚的にもお楽しみいただければ幸いです。
なお本展では、長谷川家から御寄贈いただきました、かな女の形見ともいえる貴重な品々を公開しております。
この機会にぜひ御覧ください。
[観覧料]
一般210円 学生100円
(中学生以下の方、障害者手帳をお持ちの方とその介護の方1名は無料)
[主な展示資料]
高濱虚子の句幅
長谷川かな女のパステル画(長谷川家旧蔵)
長谷川かな女の色紙
岡本癖三酔の色紙などを展示予定です。
[関連事業]
①解説講座「虚子・かな女・癖三酔」:平成29年2月4日(土)14:00~15:30
担当学芸員による高濱虚子・長谷川かな女・岡本癖三酔の3俳人についての解説に続き、長谷川かな女に関するビデオ映像「俳人長谷川かな女-一管の笛-」と「十七文字も ふくよかに~長谷川かな女~」を上映いたします。
②記念講演会:平成29年3月4日(土)14:00~15:30
講師:槍田良枝氏(昭和女子大学教授)
俳句の鑑賞は活字でも自筆でも内容は変わりませんが、「書は人なり」というように、自筆には作者の息づかいが見えて味わいが深まります。
近代の俳人の書を取り上げて、文字の線質、筆勢、大小、潤滑、行の揺らぎなどから、俳句にこめられた心を読み解きます。
[会場]①、②共に当館1階文学ホール
[参加費]無料
[定員]200名
参加を希望される方は、お電話でお申し込みください。(先着順)
※関連事業に参加された方は当日に限り、無料で展示室をご観覧いただけます。
(5)お申込み・お問い合わせ先
さいたま文学館 〒363-0022 埼玉県桶川市若宮1-5-9
Tel.048-789-1515 FAX.048-789-1517