安藤 鶴夫(あんどう つるお)
明治41~昭和44(1908-1969)
▲直木賞受賞記念の腕時計(左)・巷談本牧亭の台本
【文学者について】
安藤鶴夫は東京の浅草生まれの小説家・演劇評論家です。
歌舞伎・落語などの評論活動の一方、小説や随筆でも活躍しました。小説『巷談本牧亭』で昭和38年度下半期の直木賞を受賞しました。
【埼玉とのかかわり】
鶴夫は昭和20(1945)年からの約3年間を妻の実家のある今の桶川市で過ごしました。短編小説『不二』では、その頃の桶川が「寒川町」という名前で描かれています。
『不二』をはじめ、桶川に暮らしていた頃の原稿は今も旧中山道沿いにある「武村旅館」で書かれていました。
【主な作品】
芸の鑑賞(昭22) 不二(昭23) 寄席紳士録(昭35) 巷談本牧亭(昭38)